画像形式の違い、保存方法の違い

　更新日：2013/8/15

　保存方法について注意しておかなければならないのは、上書き保存と名前を付けて保存の違いです。

　名前を付けて保存と上書き保存の違い

　　”名前を付けて保存”は消さないで保存

　　　名前を付けて保存、または初めにその画像を作成して上書き保存を選択した場合、　画像に名前を付けることを勧められます。　一つのフォルダーに同じ名前は二つ同時に存在できません。

　　つけなかった場合もデフォルトでなにかしらの名前がつくでしょう。　「　画像.jpg　」　「　picture.jpg　」　「　無題.jpg　」　などなど・・・。

　　”上書き保存”は消して保存

　　　上書き保存とは、一度保存した画像を編集して上書きして保存します。　上書きされた編集前のデータは残りません。　ちなみにやり直しも効きません。

　　　以上のことから、重要なファイルや流れを確かめたい場合は名前を付けて保存を選択して、「　画像バージョン１.jpg　」　「　画像バージョン２.jpg　」・・・と保存したりもします。

　　バージョン２の時点で削除した情報をバージョン４の時に必要になったりした場合に、いちいちゴミ箱を漁らなくても前の編集前のバージョンの画像を見ることができます。

　　反対に、変更するたびにバージョン１４、バージョン１５（略式でver.15としたりします）　となっていてはファイルが多くなって探すのが大変だしなにより見にくい。

　　あくまで大きな変更に対して保険的に保管、として保存したほうがよろしいかと。

　様々な保存方法（ペイントソフト代表）

　　ペイントソフトは様々な拡張子で保存することができる優れもので以下のように選択できます。　説明文は原文ﾏﾏ

• PNG画像　・・・　写真や図を高画質で保存し、コンピューターやWebで使用します。
• JPEG画像　・・・　写真を高画質で保存し、コンピューター、電子メール、またはWebで使用します。
• BMP画像　・・・　あらゆる種類の画像を高画質で保存しコンピューターで使用します。
• GIF画像　・・・　単純な図を低画質で保存し電子メールやWebで使用します。
• その他の形状　・・・　[名前を付けて保存]ダイヤログボックスを開き、指定可能なすべてのファイルの種類から選択します。

　どの画像形式がどの場面にあっているの？　というのは多くの方が疑問に思っていることが多いでしょう。

　　画像のコピーは印刷と同じ？

　　　まず大前提として、デジタルカメラで撮影した画像があるとします。

　　この画像をまずパソコンに写します。　これでコピー&ペーストが１回　この１セットを”再保存”といいます。

　　パソコンからWeb上にアップロードします。　これで２回。

　　アップロードされてサイトに貼り付けてある画像を保存します。　これで３回。

　　保存した画像をハードディスク上に移します。　これで４回。

　　簡単に画像１枚を保存するだけでも３、４回は再保存が行われます。

　　　これでデジタルカメラで撮影した画像の画質が１００％きれいなまま最後のハードディスク上に移ることはありません。　再保存が行われていく結果、そのたびに画質は低下していきます。

　　これは現実世界の印刷物も同じと言えるでしょう。　コピーしたものをさらにスキャンしてコピー、それを繰り返していけばモザイクのような荒い画像が出来上がることでしょう。

　　では、全てがそうなのかというとそれは違っていて、画質がほぼ落ちない性質の画像形式、画質が落ちてしまうがサイズが軽い画像形式、などと様々な効能があります。

　　われわれはその性質を理解し、状況にあった形式を指定していく必要があります。

　覚えておきたい画像形式はとりあえず３つ、jpg(jpeg）、gif、png

　　この３つは見たことがある方も多いと思います。　様々な場面で見かけるでしょう。

　　jpgは走れるベテランのオールラウンダー

　　　　ｊｐｇは昔から使われていて最近はもっとも一般的な画像形式といえるでしょう。　ファイルサイズが小さく、それなのに画質は良好というのが代名詞です。

　　　難しい説明は省きますが特徴としては、

　　　「　ファイルサイズは小さくそれでいて高画質　」、「　再保存されるたびに画質が低下する　」、「　広く使われており対応しているソフトがほとんど　」、といったところ。

　　　使いやすく、使われているが、出回っている画像を見てみると元の画像よりもずいぶんと画質が悪くなっているものも見受けられる。

　　　画像を電子メールやWeb上にアップするなら基本的にこれで十分でしょう。　なによりもファイルサイズが重視され、それでいてほぼ高画質のパフォーマンスを得られるからです。

　　pngは新人ホームランバッター

　　　　pngは最近Web上でも使われ始め、大きくシェアを広げている。　なによりも強みなのは「　画質の低下がほとんど見られないこと　」　革新的な、まさにホームランバッター。（？）

　　　もちろん良いことづくめではなく特徴としては、

　　　「　高画質を高画質のまま再保存　」、「　高画質の代わりにファイルサイズも大きい　」　というのが現状。　使いどころを見極めなければならない重要な画像形式。

　　　高画質の代わりにサイズがでかいという特徴を抑えていれば、ドでかい画像を電子メールで送信して受信者を困らせる機会も減るでしょう。

　　　プリントスクリーンを保存する場合はこの形式が最適と言えます。　

　　gifは不器用な古参

　　　　すでに時代遅れとなってしまった画像形式、役目を終えたようにも思えるがやはり一部状況下では使用されることもあります。

　　　特徴は簡単で、「　画質が荒いが画像サイズは小さく抑えられる　」　この１択となると考えられます。

　　　そもそも８ビットの色にしか対応できないのを無理して対応しようとするため画質が荒くなるのであり、　その８ビットの範囲内においては十分なパフォーマンスを提供することができます。

　　　簡単な画像を電子メールやWeb上にアップするならこの形式で良いでしょう。

　画質は戻ってこない

　　　一度損失した画質は(基本的に）二度と戻ってきません。　画質の悪い画像を得た場合、それの画質を良くすることはできません。

　　　良い画質のまま保存するために元データはpngやtifのような大きなサイズで保存しておくことを推奨します。

　　状況によって判断を変えて、

　　細かい部分に焦点を当てるのなら多少の読み込みの遅さは犠牲にしてでも画質の良い大きいデータで保存することが望ましいですし、

　　単純でカラーの少ない記号やアイコンのような画像であればgif形式でも構わないでしょうし、

　　ホームページにたくさん貼り付けたいがページを重くしたくない場合は多少なりとも画質は落ちるがjpg形式で負担を軽くするとか。

　　最終結論としては、状況に応じて、とは言えないのでこうなります。

　再保存を繰り返さない、想定していないのであればjpg形式が一般的

　以上、お粗末な説明で申し訳ありませんでした。

　質問や指摘等あればあなぐらまで。

　検索ワード：上書き保存　名前を付けて保存　違い　画像形式　画質　PNG　GIF　JPG　JPEG　

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