Ｊ３．プログラムを書いてみる

　更新日：2014/1/9

　まずはフローの一番最初、メモ帳にソースコードを入力することから始めます。　この作業はつまり、「プログラムを書く」ということになります。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　　さっそく、さくさくっと、実際にやってみましょう(ﾟAﾟ)！

　用意するのは　メモ帳　となります。 

　　なにも書かれていないまっさらなメモ帳を用意しましょう。　これが我々の手によって”プログラム”に変身するのです。　わくわくしますね(ﾟAﾟ)！

　そしてこれら一つ一つのプログラムが集まってようやく”アプリ”、”ゲーム”となります。　道は長いです、頑張っていきましょう。

　文字を表示するプログラムを作る

　　まずは文字を表示するプログラムを書いてみましょう。　ここは初心者らしく　「　こんにちは　」　と表示させてみたいと思います。

　・・・簡単すぎて不服ですか？(ﾟAﾟ；)　これも一つの階段です。　一つ一つ着実に上っていけば転ぶことは少ないと思いませんか？

　初めは簡単すぎるくらい簡単なものからスタートしましょう。　変に背伸びしてもだれも見てくれませんしね・・・(ﾟAﾟ)

　　上の画像をご覧ください。　これが完成の一歩手前のプログラムになります。　この状態でファイル名と拡張子を設定して保存すれば完成となります。

　　public class Hello {

  　　　     public static void main(String[] args) {

        　　　　      System.out.println("こんにちは");

       　　　}

　　}

　　プログラムの内容の詳しい説明はとりあえず後にして、プログラムを完成させたいと思います。

　　メモ帳の「ファイル」タブから”名前を付けて保存”を選択しましょう。　

　ファイル名を”Hello”、　拡張子を”.java”にして保存するのですが、　保存するフォルダもこの際に作ってしまいましょう。

　これから進めていく上で作成するソースファイルを保存する場所としてCドライブの直下に作成します。　名前は　lesson.java　とします。

　※保存先はCドライブの直下にフォルダを作成したその下が望ましいです。　そうすればコマンドプロンプトで操作する際に打ち込む項目が少なくて楽ちんです(ﾟAﾟ*)

　が、もしCドライブの直下が嫌という人がいれば別にどこでも構わないですよ。　ようはどこにファイルを保存したかわかっていれば問題ないのです。

　保存が完了しましたのでこれにて”ソースファイル”作成されました。　そう、プログラムが完成したのです！（ﾟAﾟ）！

　次の工程は「コンパイル」となりますが、その前にこのソースファイル作成におけるルールを確認しておきましょう。

　　public class Hello {

  　　　     public static void main(String[] args) {

        　　　　      System.out.println("こんにちは");

       　　　}

　　}

　　先ほどのプログラムです。　このたった５行のプログラムから読み取れる様々なルールを見てみましょう。

　※　ちなみにこれから始まる長い説明で頭の中がこんがらがりどんがらがっしゃーんになるかもしれませんが、読みながらそれとなく覚えておいてください。

　　あとでまとめた図でも載せますので、ひらにご勘弁を（ﾟAﾟ） 

　--------------------------------------------------------------------------------------------

　１行目　public class Hello {　

　　（ﾟAﾟ）ぱぶりっく　（ﾟAﾟ）くらす　（ﾟAﾟ）へろぉ〜

　・・・こう読みます。　意味を挙げますと「　これから Hello という名前のクラスを宣言します　」といった感じです。

　public　と　class　はJava言語において特別な単語となります。　とりあえず今は”決まりごと”ぐらいで覚えておきましょう。

　Hello　の部分は言わずもがな、このクラスの名前を指しています。　

　※　クラスとはなにか？　簡単に言えば拡張子が”.class”のファイルを指します。　

　どこで登場するかというと、先ほど我々が作成した”ソースファイル”を「　コンパイル　」すると、プログラムがclassを宣言しているので.classファイル、つまりクラスファイルができます。

　我々はまだコンパイルしていないのでまだ単語が出てきていません。　下手な書き方で申し訳ありません（ﾟAﾟ；）

　　　　　メモ帳 in ソースコード　→　ソースファイル（○○○.java）　→　コンパイル　→　クラスファイル（○○○.class）

　　ちなみにHelloの右に　”　｛　”　このような記号がありましたね。　これは「　｛　｝　：中かっこ　」と呼ばれる記号です。

　中かっこの始まりとなるかっこ「　｛　」を”開きかっこ”と言います。　かっこ書きには必ず終わりのかっこが入りますのでそのかっこ「　｝　」を”閉じかっこ”と言います。

　このかっこはとても重要で、その前文の内容を表しています。

　今回で言うと　public class Hello {　のオレンジの部分になります。

　「これから Hello という名前のクラスを宣言します」　というオレンジに対して、　「その宣言内容はコチラ！」というようなイメージです。（ﾟAﾟ）

　そしてなんとなく気付いている方も居るでしょうが、

　public class Hello {

　この文は　public　と　class　は”小文字”なのに対し、Hello　は頭文字が”大文字”となっています。

　これはプログラミングを行っていく上で覚えておきたい大きなルールとなっています。

　「　クラスの名前は大文字で始める　」　というのがルールです。

　では、なぜ、先頭の　public　ではなく　Hello　が大文字で始まっているのか。　おわかりですね？

　先ほども挙げましたが、public class　の部分は「これから ○○ という名前のクラスを宣言します」　という意味を持っています。

　あくまでクラス名は　Hello　となるのです。　ちなみに保存するときにファイル名を　Hello.java　としましたね。　これをコンパイルすると　Hello.class　となります。

　--------------------------------------------------------------------------------------------

　２行目　 public static void main(String[] args) {

　（ﾟAﾟ）ぱぶりっく　（ﾟAﾟ）すたてぃっく　（ﾟAﾟ）ヴぉいど　（ﾟAﾟ）めいん　（ﾟAﾟ）すとりんぐ　（ﾟAﾟ）あーぐず

　と・・・読みます。

　さらに英単語が増えました、が、これもとりあえず何となくだけ覚えておいてください。　雰囲気だけでも掴んでおきましょう。

　まず　public static void　の部分ですが、これも１行目の時に出てきたpublic classのように特別な単語なので今は”決まりごと”ぐらいで覚えてください。

　public static void main　は　「　これから main という名前のメソッドを宣言します　」　という意味になっています。

　今度はメソッド？　なんぞそれ（ﾟAﾟ）？　クラスに存在する”関数”のようなものと思ってください。　簡単に言うなら　”クラス内での決まりごと”　ですね。

　コンパイルした後に使用するインタプリタ（java仮想マシン）はこの　main　と宣言されたメソッドを一番最初に探します。

　　今度はインタプリタ（java仮想マシン）？　また知らない単語かよ！　いい加減にしてくれ！　　ご、ごめんなさい（ﾟAﾟ；）

　インタプリタ（java仮想マシン）とは、コンパイルされたソースファイル＝クラスファイルを読み取って実行してくれるすごい機械です。

　機械といっても物理的な機械ではなくてパソコンの中にあるソフトウェアのことでこれも列記としたプログラムです。　なので　「java仮想マシン」　とも呼ばれます。

　これは初めにダウンロードしたJDK（Java Development Kit）の中に入っているのでご安心を。（ﾟAﾟ）

　main(String[] args) {

　　このオレンジの部分はmainというメソッドに与えられた内容です。　これ自体には意味があるのですが、今回のプログラムとしては意味をなしていません。

　mainにくっついてきたけどやることがなかったソースちゃんです。　というわけで説明は後にします。

　ここにも中かっこがありますね、しかもまた開きかっこです。　この開きかっこの中には”メソッドの内容”が宣言されています。

　１行目はこのファイル自体の宣言をしました。

　このクラスの名前は　Hello　だ！

　２行目はそのクラスの内容を宣言していると思ってください。

　mainとなるメソッドの内容はこれだ！

　と、言うわけで３行目はメソッドの内容が宣言されています。

　--------------------------------------------------------------------------------------------

　３行目　  System.out.println("こんにちは");

　（ﾟAﾟ）しすてむ　（ﾟAﾟ）あうと　（ﾟAﾟ）ぷりんとらいん　（ﾟAﾟ）こんにちは！

　・・・はい。

　 System.out.println　こちらもメソッドとなります。　これは「画面に文字を表示するメソッド」となります。

　表示される文字がその後のかっこの中に宣言されています。

　("こんにちは");

　このかっこのことを”引数（ひきすう）”と言います。　

　かっこの中に　こんにちは　と書かれ、　その前後を　”　という記号で挟まれ、　かっこの後には　；　という記号が書かれています。

　”　この記号は「二重引用符（にじゅういんようふ）」と呼ばれる記号で、「文字列」をコンピューターに教え込むのに必要な記号です。

　この場合は　こんにちは　を　”　で囲っているので、　「こんにちは　という文字列だよ」　とコンピューターに教えています。

　そして　；　こちらの記号は　セミコロン　と呼びます。　これはjava言語でいう一区切りに使う記号となります。

　よくある間違いですが、　；　（セミコロン）　と　：　（コロン）　を間違えないようにしましょう。

　これらを合わせると、

　 System.out.println("こんにちは");

　（画面に文字を表示するメソッドである）　（表示する文字列はこんにちはである）　；　（これでこのメソッドは一区切りついたであーる）

　といった感じになりまーす（ﾟAﾟ+）

　--------------------------------------------------------------------------------------------

　４行目　｝

　５行目　｝

　４行目と５行目は閉じかっこのみとなります。　閉じかっこの相手は直前に存在する開きかっこです。　つまり２行目の開きかっことですね。

　２行目は　　mainとなるメソッドの内容はこれだ！　という意味合いの宣言だったのでその終わりを示しました。

　　public class Hello {

  　　　     public static void main(String[] args) {

        　　　　      System.out.println("こんにちは");

       　　　}

　　}

　　ちなみにいまさらですが、なぜプログラムは階段状に描く必要があるのか、説明いたします（ﾟAﾟ）←

　 もうお分かりかと思いますが、宣言の内容ごとに高さが決まっており、一目でわかるようになっているのです。

　２行目の始まりと４行目の始まりが同じ高さですよね。　これにより、２行目の開きかっこの相手が４行目にいることがわかるのです。

　そうなれば５行目の閉じかっこもわかりますよね。　５行目の閉じかっこは１行目の開きかっこの相手でした。

　１行目はクラスの宣言をしていたので、・・・というクラスだったのさ！と締めくくる閉じかっこが５行目となります。

　ちなみにちなみに、

　public class Hello {

　public static void main(String[] args) {

　System.out.println("こんにちは");

　}

　}

　これが階段状になってないととても見にくくなります。　このプログラムは５行しかないのでなんとか目で追えますが、

　大きいプログラムになると500行、1000行にもなります。　なおさら一目でわかるような仕組みでないと、一つ一つ開きかっこと閉じかっこを数えていかないければならなくなります。

　この見分け方のことを　字下げ　と言います。　これ、簡単でなんてないことですが、作業を進めていく上でとても重要なルールとなります。

　作業を進めていくときもそうですが、内容を変更しようとしてその場所を探したり、ましてや間違いが発生してその間違いを探すときなんかも、

　字下げがしてあるとないとでは格段の時間の差となります（ﾟAﾟ；）

 　ふひーっ

　ついあれもこれもと説明していったらどんどん長くなってしまいました（ﾟAﾟ；）

　しかも文章力が無いので説明があっちいってこっちいって、とても見にくかったと思います。

　これらのルールなどをまとめた図でも作りたいと思いますので期待しないで待っていてください（ﾟAﾟ）←

　以上、ちょっと張り切った管理人でした（ﾟAﾟ）

　次回はコンパイルしてクラスファイルを実行してみましょう。

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　質問や指摘等あればあなぐらまで。

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