Ｊ４．コンパイルして実行してみる

　更新日：2014/1/27

　　前回プログラムを完成させましたので、次はそのプログラムをコンパイルしてさらに実行してみたいと思います。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　　　　 

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　まずはコンパイルをする

　　さっそく、さくさくっと、実際にやってみましょう(ﾟAﾟ)！

　用意するのは　コマンドプロンプト　となります。 

　　こちらは起動した画面となります。　オレンジ塗りの部分は私のユーザー名が入っています。人によってはUsersフォルダの直下になっているかと思います。

　まず初めに確認しなければならないのは、前回作成した”Hello.javaファイル”の保存先です。

　指示通り作成していただいた場合、Cドライブ直下の　”lesson.java”　というディレクトリ（フォルダ）の中に作成していただいていると思います。

　コマンドプロンプトの表示でいうと、　「　C:lesson.javaHello.java　」　となります。

　しかし、現在コマンドプロンプトに表示されているのは　「　C:Usersユーザー名　」　ですね。

　我々が作成した　「　Hello.java　」　ファイルは　「　C:Usersユーザー名　」　というディレクトリ（フォルダ）には存在せず、

　「　C:lesson.java　」　というディレクトリ（フォルダ）にあるのでそこまで移動しなければなりません。

　　わざと難しく説明しましたが、要はこれからイジるプログラムの保存されているディレクトリ（フォルダ）を表示するということです。

　その移動の仕方はJ１．javaの勉強のための下準備で既に予習済みです。　実際にやってみましょう。

　　参照場所の移動 

　　画像の赤い下線部が今入力した部分です。

　「　ｃｄ　」　とはディレクトリ（フォルダ）間の移動の命令です。　移動したい先のディレクトリ（フォルダ）名を半角スペースを空けて入力します。

　必ずディレクトリ（フォルダ）名の前には”￥”が入りますので注意しましょう。　入力後、キーボードのエンターキーを押すとコマンドが実行されます。

　C:lesson.java>

　上記のように表示されれば成功しています。　「　Cドライブのlesson.javaというディレクトリ（フォルダ）に何をしますか？　」　という状態です。

　次に肝心のコンパイルをしてみたいと思います。　コンパイルするとどうなるのか、実際にやってみてみましょう。

　　コンパイルしてみる

　　画像の下線部分が今回入力したコマンドとなります。

　「　javac　」　とはJDK（Java Development Kit）に実装されているコンパイラを呼び出してコンパイルさせるコマンドです。

　コマンドに続いてコンパイルしたい”.java”ファイルを入力してキーボードのエンターボタンを押します。

　入力に成功しても

　C:lesson.java>

　と表示されて変わりがないように見えますが、実際のフォルダを見てみると...？

　　このようにHello.javaという作成しておいたファイルの他にもう一つ見覚えのないファイルが作成されています。

　ファイル名は同じ”Hello”ですが拡張子が”class”となっています。

　ソースコードが書かれたjavaファイルをコンパイルしてクラスファイルを作成しました。

　つまり、我々人間が読み解ける状態のjavaファイルをコンパイラが翻訳（のように）して機械がわかる言葉に変換したのです。

　これで一応、プログラムが完成したことになります（ﾟAﾟ）！　詳しい細かいことはとりあえずおいておいて、さっそく実行してみましょう！

　プログラムを実行する

　　java Hello　と入力しましょう。　・・・終了です（ﾟAﾟ）

　このコマンドのみでHello.crassファイルは実行されます。　このコマンドによりインタプリタが呼び出されクラスファイルを実行しています。　インタプリタというのはJDK（Java Development Kit）に実装されている、、、

　つまり、クラス名を入力するだけで簡単お手軽にプログラムを実行できたわけですね！（ﾟAﾟ*）

　とりあえず気を付けるのは２つ。

　・ｊａｖａ ○○○　の○○○（実行されるファイル名）は必ず”クラスファイル”のファイル名であること。

　　実行するために参照するファイルが

　　Hello.java　←　ソースファイルのままなので実行できない　　Hello.crass　←　クラスファイルなので実行できる

　・クラスファイル名を宣言する際は拡張子を入力しない。

 　java Hello.class　←　拡張子が入力されているので、インタプリタは　Hello.class.class という名前のファイルを探してしまう（ﾟAﾟ；）

　コンパイルするのを忘れて実行しようとしたり、ファイル名が間違っていたり、小さな凡ミスも重なっていくと多大なストレスのもととなってしまいます。

　なにはともあれ、プログラムは実行されたのでしっかりと”こんにちは”の文字が表示されましたね！

　これで晴れてプログラマーの仲間入りを果たすことができました！

　・・・怒られちゃうかもしれませんね（ﾟAﾟ；）

　でも、

　　ソースコードを書く　　　　　　　　　（メモ帳にもりもり書いていく）

　　　　　　↓　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　↓

　　ソースファイルとして保存する 　（拡張子を　.java　にして保存する）

　　　　　　↓　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　↓

　　コンパイルする　　　　　　　　　　　（コマンドプロンプトを起動して　javac　コマンドでコンパイルする）

　　　　　　↓

　　　　実行する　　　　　　　　　　　　　（javaコマンドで実行する）

　　というプロセスは確かに踏んだので、これもれっきとしたプログラミングです！

　一応、今回は簡単なプログラムなのでやりませんでしたが、デバッグやらなにやら完成までに間に挟まる工程は大量にあります。

　細かいことはまたその時が来たら実践してみましょう！　少しずつ、理解しながら確実に進んでいきましょうね（ﾟAﾟ*）！

　今回はこの辺で終わりにします。

　次からは少しずつソースコードについて紐解いていきますので、お互いに頑張っていきましょう！

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